漢字能力検定の罠
結論から言いますと、私は怒ってます。
今年の正月の朝日新聞に(多分テレビ番組特集の場所)「漢字クイズに無我夢中」と題して、クイズ!ヘキサゴンⅡなどバラエティー番組で漢字を扱ったクイズが増えている。なぜ漢字クイズが受けているかといえば、実は近年、漢字能力検定を受けている人が増えている。2000年度に約158万人だった受検者は2007年度には272万人に増えた。日本漢字能力検定協会広報部は「漢字はすべての情報を得るための基本。その重要性を感じる人が増えたのだと思う。」と話していた。という記事があった。
これを正月に読んだ時点で私はかなり怒っていた。新聞の記事の書き方に対してだった。
私には私立中高一貫校に通う子どもたちがいる。ばらばらの学校で、偏差値も違うし学校の立ち位置もかなり違う。しかし両方の学校に共通していることは、特に中1中2に対して漢検と英検の強制受検があるということだ。中1で英検4級と漢検4級、中2で英検3級と漢検3級を受検させるのだ。(中2に関してはもちろん中1で合格している場合。)
なぜかというと中学受験者集めのためである。中学受験者説明会とは、保護者に対してどの学校もいかにウチのところが他の学校よりも優れているかということを自己アピールする場だから「中1で英検4級何人受かってます。」と具体的に数字を掲げることのできるのは、とても有難いのだと思う。そのために高い受検料を払って英検4級とか持っていても何もならない資格試験を受けさせられるのだ。なのに新聞では単純に流行っているみたいな切り口で記事が書かれているのに怒っていたのだ。
ここまでは正月の出来事だったが、今の私はブチ切れ状態。
「漢検、儲けすぎ」文科省検査へ。ブームで資産73億円。
検定ブームで利益が過剰になり、所管する文部科学省から再三、指導を受けていることが分かった。受検料の値下げや公益的な支出に回す分が不十分で、税の優遇を受ける財団法人として不適切な疑いがあるとして、同省は近く立ち入り検査をする。
あのさあ、これ何?強制受検させられて流行っているかのようにみせかけて、挙句の果てにこれなの?力の弱い子どもから受検料をまきあげて、脱税をやっているようなものでしょ。中学受験がある限り、このシステムは変わらないのか。だったら自己防衛するしかないのか。とりあえず今日あった英検は適当な理由を言って回避したが、来月の漢検は検定料が授業料から天引きされていて強制受検なので、まぬがれることができない。虚しい日本の教育システムだ。
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