朝日新聞・週刊コミック☆ジャック「小児医療の現実」
日本で小児科医の不足が言われるようになって久しい。(中略)
中山亜純『P.ハート』は、そんな小児科医の医療現場を最新の医療情報を交えつつ、母と子供と医師との丁寧な人間ドラマとして描いたものである。
(中略)
「細菌性髄膜炎」(幼児が感染し、死亡したり知能障害などが残ることも多い)に劇的に効くワクチンが日本でだけは承認されていない、という問題を最初に知ったのも昨年、この作品の中でだった(今年になり承認)。
町の小児科はお母さんたちの"安心箱"。病気は、知っていれば対処できることもある。どうか、この作品を読むことを小さな"安心箱"として役立ててほしい。(藤本由香里)。
私の父は小児科医です。それからこのマンガは未読。そのことを前提に読んで欲しい。
子供が病気になると、たとえどんな小さな病気であっても親は不安になるもの。なぜなら子供は話ができないし、上手く内容を説明することができないし。ぐったりと眠っているだけ。そんな時何に頼りますか?最近は家庭の医学書が多数出版されていて、それを頼りにする人も多いのでは。この新聞記事を読んでいて思ったのは、これによって、このマンガを頼りにする親が出てくるであろう、ということ。
"安心箱"にはなるかもしれない。でも結局"安心"にはならないんだな。
ちょっとばかり家庭の医学書や小児科のマンガを読んだからといって、病気や医者を簡単に語って欲しくはない。小児科医になるためにどれだけ医者が努力しているか。それをこんな簡単な記事で片付けて欲しくはない。
私の子供が小さかった頃、近所のママさんが言った言葉。
「このまえ子供が病気にかかって、近所の小児科に連れていったけど診断があやふやなの。だから私、本を買って勉強したわ。」
ちょこっと本を読んだくらいでこの傲慢さ。私は父が医者だなんて勿論言いませんでした。
黙って聞いていて、心の中で
「あ~あ、医者って可哀想だなぁ。」
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