銃とチョコレート
「かつては子どもだったあなたと少年少女のための、ミステリーランド」
本の帯には(厳密にいうとシール)そう書いてあります。
最初3分の1は怪盗ゴディバのことをあれこれと考えている主人公リンツ少年の暮らしぶりなどがわりと淡々と描写されており、そのあと3分の2はジェットコースターに乗ったような展開。ミステリーランドのため、あらすじは割愛。
冒頭部分が読めればあとは、あっというまに終わる。
まぁどれだけ最初に耐えられるか?かな。
読後に、ふと夏目漱石「虞美人草」を思い出した。作品の構成力が良く似ている。村上春樹がよく現代の漱石と評されるが、それに続くのが乙一かもしれない。
乙一は3年くらい前に彼と同じ年齢の人から紹介されて、少しずつ読み進めている小説家。今回、同年代のなかでは1歩でなく3歩4歩先を行く作家だと改めて思った。銃とチョコレートの1冊前に読んだ米澤穂信(乙一と同年齢)の小説が稚拙で酷かったせいか余計に感じられた。
【感想】【読書】
![]() |
銃とチョコレート (ミステリーランド) 著者:乙一 |
![]() |
虞美人草 (ワイド版岩波文庫 283) 著者:夏目 漱石 |
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)



最近のコメント